『方舟 Ark on a dirt site』      

【解説】
 ふたつの死があった。身内ではないが身近な人だった。いつもと変わらない風景はあり つづけるのだが、その一部は常に更新されている。何のために壊し、誰のために作り変えるのか?  人の知が人の血を踏み超える。目の前の荒地に確からしく現れたのは、古びた方舟の絵だった。

 
      

■ ■ プロフィール ■ ■

 1962年福岡出身。日本大学芸術学部映画学科在学中に中谷芙二子先生と出会い、Videoartの 表現を知る。以後、極私的ビデオ作品を制作する。SVP(Spread Videoart Project)の設立 メンバーで現在代表。シングルチャンネルのビデオ作品を積極的に擁護している。 日本工学院専門学校教員。日本大学芸術学部映画学科非常勤講師。



■ ■ ステイトメント ■ ■

  以前から自分の作品は“ひと”に似ていてほしいと思っている。日々の出来事に感じ 入り、容易に動かされていくような作品。確固たる確信が無いままに作りつづけてき たのだが、いつのまにかドキュメンタリーに惹かれている。


 
■ ■ ビデオ/フィルモグラフィー ■ ■

2001 『方舟 Ark on a dirt site』
10分15秒/ビデオ/カラー/ステレオ
1998 『明日もまた今日の如く』
20分/ビデオ/カラー/ステレオ
1996 『かつてそこに幾つかの約束があったにせよ』
17分30秒/ビデオ/カラー/ステレオ
1995 『父が在ること』
18分/ビデオ/カラー/ステレオ
1993 『視るために 触れるたびに』
7分/ビデオ/カラー/ステレオ
1992 『いつでもその窓よりは僅かな光』
15分/ビデオ/カラー/ステレオ
1991 『紅い花』
15分/ビデオ/カラー/ステレオ
1989 『視線の犠牲者』
20分/ビデオ/カラー/ステレオ
1989 『石神井公園』
15分/ビデオ/カラー/ステレオ
1986 『メディアの中にいる〜人は石井満隆を前衛舞踏家と呼ぶ』
46分/ビデオ/カラー/ステレオ

■ ■ 主な上映会、展覧会歴 ■ ■


2001 《Videoart 無礼講にする。Vol.7》
(ニッパーズシステムプラザ・東京)
2001 《個展》
(art Lab. GOLDENSHIT・東京)
2001 《Batofar Seeking Tokyo》
(BATOFAR・パリ)
2001 《Videoart 無礼講にする。Vol.8》
(福島県立美術館映像ホール・福島)[ビデオ上映]
1999 《マルチメディア・アーカイヴ実験2000/Project MAO》
(東京都写真美術館・東京)[作品提供]
1999 《Videoart 無礼講にする。》
(ビクター28's GINZA・東京)
1999 《Videoart 無礼講にする。初夏》
(Gallery Sen Sen Ci・静岡)[上映会企画、ビデオ上映]
1999 《1999春、Videoart 無礼講にする。》
(ビクター28's GINZA・東京)
1998 《Videoart 無礼講にする。》
(ビクター28's GINZA・東京)
1997 《Seven Japanese Video Artists》
(ビクター28's GINZA・東京)

 

■ ■ 参考文献 ■ ■

《シネレッスン14》共著・編集(フィルムアート社)2002年
《シネレッスン10》共著・アートドキュメンタリー項目(フィルムアート社)2000年


 
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